- 2025.06.26
- 園長のつぶやき
園長先生、球根見つけたよ!~植物の循環を大切に~
年長さんが植えた夏野菜も子ども達の毎日の水やりのお陰で、ピーマン、きゅうり、なすが実をつけ始めました。
「えんちょうせんせい、きゅうりできたよ。見て、見て!」「すごい、りっぱだね。」「3本もなってたの?」「ピーマンが一番にできてたんだよ!」グループごとに植えたので、それぞれの野菜に愛着があるようです。最近の日常的な5歳児との会話です。
年長さんが自分たちで育ている野菜の収穫の喜びを味わった後に、給食の先生に料理をしてもらいます。数が少なくても全園児に食べてもらえるように細かく切ったり他の材料と混ぜたりなど工夫して年長児の思いを大事にして調理してくれています。
そして、給食の時間には、クラスの先生たちが年長さんが一生懸命に育てた野菜であることをその年齢なりの言葉かけをして年長児のい思いを繋いでくれています。「食べてくれてありがとう」と感謝の言葉を伝える年長児。これも野菜を育てるという心の面での循環かなと思っています。それぞれの優しさが繋がっているようです。
7月始めに予定している「じゃが芋掘り」を楽しみに待っている年長さんです。
そして、何よりうれしいのは、年長さんが遊びの時に、まだ花壇に残っていた小さいチューリップの球根を見つけて持ってきてくれます。「園長先生が大事にしまっておくから来年、年中さんと植えるね。」と話していたからか、「えんちょうせんせい、チューリップのきゅうこん、みつけたよ!」と目を丸くして持ってきて「えんちょうせんせい、大事にとっておいてね。」と誇らしげに話す年長さんです。しっかり覚えておいてくれたんだと嬉しくなりました。園庭で遊びながら小さな球根に自ら目を向けてくれ、どんなに小さな球根でも大切に持って来てくる~優しさ。植物の循環を大事にしたくて始めた年長児とのチューリップの球根とり、まず入園式に新しい友だちを迎えるために年中児がプランタにグー-プごとに植えてお世話をし、年長児になって咲き終わったチューリップの球根を取って、それを園庭の花壇に植える。という植物の循環から園庭の花壇のチューリップへの興味はいろんな形で子ども達の中に広がってきています。