- 2025.09.29
- 園長のつぶやき
「ザリガニさんだいじょうぶかな?」「およげるかな?」~大雨の日の窓辺で~
大雨の後、年長さんの窓辺では・・・。
「すごい雨だね。」「ビオトープのザリガニさんだいじょうぶかな?」「およげるかな?」実は板や簾で蓋をしていても合間から雨が入って満杯になっていました。この雨の状況を見て、ビオトープの水がいっぱいになることを予想できる年長さんってすごいなあ!!
また、ほっこりする年長さんの会話におもいやりの心が感じられて嬉しかったです。
自然に目を向けて雨の量を心配したり、風の音に耳を傾けたりと自分たちで感じたこと体感したことを自分たちの言葉で表現し合うことがいろいろな学びへと繋がっていくと思います。
そして先日、年長さんでは恒例の大根植えが始まりました。
まず、お部屋で大根の種(三種類)を見せてお話をしました。そして準備ばっちりで畑へGO!!
「ピンクの種だ❣」 「丸いね!」新たな発見に目を丸くして見入っていました。
ワクワクしながら畑へ行って、まずは穴をぐりぐり‼ 仲良し二人でぐりぐり‼
手を器にして一人4つ種をもらいます。「うわ~ちっやい!」「落としちゃだめだよ!」軍手の手で小さな種を落とさないように丁寧に丁寧にしてくれましたよ。
「大きくなってね❤」と声をかけながら、4つ全部穴の中へ。
土のお布団をかけながら、「大きくな~れ、おいしくな~れ!」
最後は、「ここに植えたっけ?」植えた場所を探して水やり。
仕上げは私が「園長先生のお家のもみがらをまくね。」「もみがらって?」「お米が入っているお米のおうちだよ。」「へ~。」「どうしてもみがらをまくの?」「土が湿って水やりのお手伝いをしてくれるんだよ。」
もみがらをまいて水をやった後の畑を見て、「砂漠の砂みたい‼」と面白い表現に感激の先生たちでした。
その後の朝の水やりをしているときに、「水をいっぱいやらないと大根の芽がでないって園長先生が言ってたよね。」と言いながら何回も何回も水を汲みに行って、じょうろで水やりをしている姿を見ながら、思わず「ありがとう!」の声大きくなりました。
以前、じゃがいもや夏野菜を育てて小さいお友だちに食べてもらったように、寒い冬に心も温まるような大根の料理を給食の先生に作ってもらおうね。などと話していました。きっとまた「年長さんありがとう。」と小さいお友だちから言われると「食べてくれてありがとう。」と答える優しい年長さんだろうなあ。
❤ だいこんのはな ❤
春の日に咲いている ひそやかな白い花 だれも目をとめないけど 美しく咲いている
今はない母さんの 優しさによく似てる あの頃は何も知らず 生きていた私だけど
今もなお その愛に包まれて生きている